2020年4月4日(日)に阪神競馬場、芝2000mで行われる大阪杯のレース展望です!
今年の大阪杯の主な出走予定馬は、コントレイル、グランアレグリア、サリオス、レイパパレ、アドマイヤビルゴ、ワグネリアンなど。
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大阪杯 レース展望
レース傾向

春の古馬中長距離路線は、GⅠレースが天皇賞(春)、宝塚記念というやや特殊な条件な条件のレースしかありませんでしたが、2017年よりこのレースがGⅠに格上げ。
2古馬の春路線に2000mのGⅠレースが新設されたということで、大きな期待をしていましたが、開催時期がドバイと被ってしまうことでメンバーが分散。さらに、内回りコースで行われることで同じ2000mで行われる天皇賞(秋)とは異なり、強い馬が勝つというよりも位置取りや立ち回りが重要なレースになってしまいました。
過去の傾向を見ても、4コーナーで後方にいた馬はほとんど馬券に絡めておらず、ワグネリアン、ペルシアンナイトは道中しっかり内で脚を溜め、馬郡を縫うように伸びてきてなんとか着を拾ったようなレースぶりでした。
と、昨年までのこのレースの傾向を書いてみましたが、今年は少し例年とは異なることになりそう。
まず、今年の注目はやはりメンバー。
昨年無敗で3冠を達成したコントレイル、2000mは初挑戦ながらマイルでアーモンドアイを退けたグランアレグリア、連勝でここまで上がってきたレイパパレなど、全体的に上位と下位に大きな能力差がありそうですが、近年の大阪杯では最高のメンバーが揃ったと言っていいでしょう。
メンバー間に大きな能力差がありそうなので、馬券的には妙味のないレースとなりそうですが、意外と予想が面白いレースになるかもしれません。
今年は変則開催の影響を受けてかなり使いこまれている割りに、外回りコースでも差しが決まらず、内・前が残るというレースが目立っていますが、今週も日曜日は雨予報で馬場が悪化しそう。
雨が降ったからといって外差しになるとは限りませんが、雨の影響を大きく受ければ、好走レンジの狭い馬でも好走できる可能性が上がりますし、雨の影響を受けずに内・先行有利な馬場になれば、それはそれで運よく内枠を引いたレースセンスのいい馬を狙うという狙い方ができそう。
コントレイルの今年初戦、グランアレグリアの2000m初挑戦、サリオスの逆転はあるのか、レイパパレのGⅠ初挑戦など、見るだけで楽しみなレースになりそうですが、強い馬が好走しやすいレースではないということで少しは馬券での楽しみも出てくるかもしれません。
有力馬考察
コントレイル
菊花賞こそアリストテレスに最後詰められてしまい、ジャパンカップではアーモンドアイに敗れてしまいましたが、この馬の実力を疑う必要はないでしょう。
菊花賞で詰められてしまったのは、3000mへの適性とアリストテレスが走りすぎてしまったことが大きな要因ですし、ジャパンカップはアーモンドアイがお得意の勝ちパターンに持ち込んだことが大きかった。
かなり力のある馬で折り合い難などもないので、ベストは直線の長い2400m戦だと思うのですが、レースセンスが高いのでここでもしっかり好走はしてくれるでしょう。
前が止まらない馬場でグランアレグリアに先に抜け出されてしまうというのが一番ありそうば負けパターンではありますが、ある程度馬場が渋ればこの馬にとってプラスに働くでしょう。
グランアレグリア
このレースに参戦してくれることは素直に感謝したい。
ですが、馬券的には難しい存在になりそうで、この馬の取捨を間違えてハズレる予感が…
結論から書いてしまえば、買いたくはない。
1200mの高松宮記念2着、スプリンターズステークス優勝と結果を出していますが、1200mは明らかに距離が短く、ポテンシャルの高さと展開が嵌ったことが好走の大きな要因。
高松宮記念で重馬場をこなすことが出来たのはやや意外でしたが、時計のかかる馬場で追走が楽になったことが良かっただけで、距離が伸びて馬場が重くなるのは良くないでしょう。
馬場が悪化すればするほど軽視したいところ。
サリオス
春のクラシックではコントレイルに迫りながらどちらも2着。悔しい結果となってしまいましたが、馬場の悪化した中山2000mで行われた皐月賞、2400mのダービーはどちらもこの馬にとっていい条件ではありませんでした。
マイルチャンピオンシップは内を上手く立ち回った馬が上位を占める結果になってしまい、大外枠で乗れていないデムーロでは5着でもよく走っている方でしょう。
まだ仕上がっていなかった朝日杯でさえ圧巻のレースをしていたことを考えれば、得意な条件ならコントレイルを逆転することも可能。2000mなら高速馬場の方がいいと思いますが、鞍上強化も含めて期待できる。
レイパパレ
デビューから前走のチャレンジカップでの重賞制覇を含め、5連勝でこの舞台へ。
初めての2000m挑戦となったチャレンジカップは2着馬に0.2差をつける完勝。それも、かかるシーンが多くリズムを崩すような走りで、早めに前を行くジェネラーレウーノを捕まえに行っての完勝なので、後続とは着差以上の実力差があったのでしょう。
前走よりメンバーレベルが上がり、道中のペースが流れればこの馬にとっては競馬がしやすくなる。
最近の傾向として、GⅡ~Ⅲで好走してもぶっつけでGⅠに出てくる馬達に及ばないというパターンが多く、果たしてこの馬が通用するのかという疑問もありますが、2走前の大原ステークスを1.46.3という時計で走破しており、これは同日の次のレースに行われた秋華賞でもラスト200mを13.7で走れば勝てていたというほど優秀なもの。
小柄な馬で初の55kgという不安材料はありますが、前で競馬が出来て決め手もある馬なので内枠を引くことが出来れば。
現時点での見解
現時点では、コントレイルは堅実に走ってきそうですし、サリオス、レイパパレ、グランアレグリアの3頭の内どれかはきっちり走ってきそう。
枠順や天候に左右されるレースなので、現時点ではなんとも言えない部分もあるのですが、穴馬の想定としては、
外差しの決まる馬場→カデナ
大雨でめためたの不良馬場→モズベッロ
良馬場で前が止まらない馬場→コントレイルの2~3着付け
このどれかになると思います。
そこそこ時計がかかり、差しの決まる馬場になってくれれば一番買いやすいと思ってます。
今年は変則開催や雨の影響で、例年通り内・前が有利とはならないかも。