2020年3月7日(土)に阪神競馬場、芝1600mで行われるチューリップ賞のレース展望です!
今年のチューリップ賞の主な出走予定馬は、レシステンシア、クラヴァシュドール、ウーマンズハート、スマイルカナ、マルターズディオサ、ギルデッドミラーなど。
レース傾向

桜花賞最重要トライアルレースのチューリップ賞。
使い分けの影響で最近の2歳戦は少頭数でレースレベルの低いものが多いですが、今年のチューリップ賞はレシステンシア、マルターズディオサなど好メンバーが揃いました。
能力を発揮しやすい阪神1600mというコースに加えて、本番を見据えた馬が多数出走してくるので素直に能力の高い馬が好走しやすいレース。
有力馬考察
レシステンシア ◎候補
毎年低レベルになりがちなファンタジーステークスの勝ち馬ということで、阪神JFではやや伏兵的な扱いでしたが、阪神JFでは2着のマルターズディオサに0.8差をつける完勝。
いくら時計の出る馬場で、スムーズに逃げたとはいえ1.32.7は優秀。
先週の阪神の馬場は良かったですし、余程雨が降って差しの決まる重馬場にでもならない限り、スピードに任せて逃げればここは通過点でしょう。
クラヴァシュドール ▲or☆
全体時計は1.35.4と遅かったですが、阪神1600mで33.1の上がりを使って新馬勝ち。
サウジアラビアカップは朝日杯を完勝したサリオスに負けてしまいましたが、サリオスより後方から距離ロスのあるコース取りで33.1と同じ上がり。
阪神JFは中段外目から勢いよく伸びてきて、残り200mより手前でマルターズディオサに並んだので楽に交わせると思ったのですが、案外そこから伸びられずに3着。レシステンシアが緩みのないペースで運んだことで外を回った分だけ厳しくなりました。
ハーツクライ産駒で成長力はあると思いますし、トライアルレースということでペースがもう少し緩めば。
マルターズディオサ △
新潟の新馬戦はスローペースで逃げて、33.3という早い上がりを使いましたがウーマンズハートの決め手に屈しての2着。
サフラン賞は中山1600mで着差のない決着だったので、阪神JFでは人気を落としていましたが、内も悪くない馬場でスローペースの中外からマジックキャッスルを競り落としていました。
サフラン賞にしても阪神JFにしても道中はかかり気味で乗りにくそうなイメージもある。今回どんな競馬をしてくるのか読みにくい。
ウーマンズハート △
新馬戦、新潟2歳ステークスと目を見張る末脚を披露しており能力があることは間違いないでしょう。
阪神JFは位置取りや内枠が敗因ではなく、淡々と流れる高速決着のレースが向いていなかっただけ。
今回は控えた競馬をするでしょうし、チューリップ賞は馬場のいい時に行われて逃げも決まりやすいので、ここで負けてもらって桜花賞で狙いたい馬なのですが….